リヴァープレス社
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ライフログ
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17日。 上米内0748発で盛岡、仙台空港を経由し、広島1425着。 駅直結のホテルにチェックイン。 荷物を軽くし すぐにタクシーでオリエンタルホテルに向かう。 中国・四国のビルダーさん、 40社ほどのグループの会でお話させていただく。 懇親会にも参加。 温暖なこの地域で、頑なに次世代基準クリアを めざしてきた方々である。 「いまでも、地元ではアホ扱いです」 そんな言葉をあちこちで聞く。 再会もあった。 10年前、愛媛・松山での仕事でお会いしたOさん。 一緒にお酒を飲み、 後日、ご当地の名物・じゃこ天を送ってくださった。 いい顔の方々ばかり。 初めてこの地を訪れたのは、19歳のとき。 全国をヒッチハイクで周遊中、 2日間滞在し、2日連続で原爆資料館に通った。 1日目は嗚咽と吐き気で、見学どころではなかった。 冷静になってもう一度、と2日目はしっかりと見学した。 以来、経由は何度かあったが 宿泊したのは37年ぶりということになる。 その37年前の記憶がいまもあまりに明瞭過ぎて、 今回の見学はなしとした。 正直いって、立ち向かう力がなかった。 18日。 0913広島発の新幹線で新大阪。 そのまま富田林に向かい、 江戸時代の商家の街並みが残る寺内町を取材―― との計画だったが 新大阪のホームに立った途端、軽いめまい。 真っ直ぐに歩けない。 駅構内のカフェで休んで、落ち着いてから、梅田のホテルに移動。 チェックインまで時間があったので、 ホテル内のカフェでまた休む。 夕刻、少し回復。 曽根崎のお好み焼き屋さんで、ミックス一つの夕食。 午前の広島-仙台便で帰ればよかった、と後悔。 19日。 大阪空港1035発、いわて花巻空港1155着。 バスで盛岡、盛岡からタクシーで自宅。 軽い昼食のあとすぐに、印刷会社で出向校正。 印刷直前、「家と人。」26号、最後の最後の校正である。 全ページをくまなく確認し、色の具合もチェック。 ここに来て4か所の赤字。 がっくり。 2人でもたっぷり1時間以上かかる作業だが、今回は一人。 夕刻までかかる。 盛岡1826発の新幹線で二戸。 Yさんが段取りしてくださった地元の行政職員、工務店の若手スタッフ、 設計事務所、製材所の方々との懇親会。 二戸、九戸、久慈、浄法寺などから10名ほど参加。 ほとんどが30代。 若いっていいなあ、なんてことは、少なくとも数年前まで 考えたこともなかったが、若いっていいなあ、 と素直に思う。 腹に余計な計算もなく、駆け引きも皮肉もない。 40代以上の世代はこの真逆。 駆け引きのできない自分は いつも疲れ切ってしまうが、この方々は、いい意味で、そのまんま。 ダイシロウさん、 と気軽に声をかけてくれるT君やN子さんたちが 弟や妹みたいに思えてくる。 向こうはきっと、おじいちゃんのように思っているはず。 二戸2226発の新幹線で、Yさんと帰盛。 Yさんの段取りに感謝の意で、駅前の焼き鳥屋さんで仕上げ。 ヘロヘロになって、御仕舞。 ![]() ※ 18日、夜。 ホテルにほど近い、曾根崎お初天神通り商店街の お好み焼き屋さんで一人さびしい夕食。 創業63年という老舗のY店。 向かいのテーブルに若いカップル。 女の子がトイレに立って、しばらくして戻ると 男の子が「ウンコしてたん?」 「どっさり出たわ」と女の子。 二人とも、真顔。 …いつかTVのケンミンショーでやってた、 大阪ならではのこの話はホンマだったのだ。 ホテルへの帰り道、キャバクラの客引きのお兄さんに お初天神さんへの道を聞く。 「ガーっと真っ直ぐ行って、コンビニの角を左にスッと曲がって、 チョチョッと歩くと、右手にこーんな鳥居があって、 そこをシュッとくぐると、そこですワ」 これでわかった気になるから不思議。 お初天神さんの暗い境内で、一人のおじさんが大声で携帯電話。 耳を澄まさずとも、聞こえてくる。 「そや」 「あれや」 「そや」 「これや」 「そや」 「あれや」 「そや」 「ほな」 振り返ると、もう電話をたたんでいる。 いったい、何の会話だったのだろう。 めまいが頭痛に変わって、 アタマが一層混乱してきた、大阪の夜。
by riverpress
| 2013-04-20 13:46
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